24時間テレビへのお願い

23歳で他界した従兄弟

生きていれば43歳になる従兄弟は、23歳で亡くなりました。

 

前日まで元気にしていたのに、朝起きてこなく、冷たくなっていました。

 

 

従兄弟は生まれつき全盲で、重度の知的障害者でした。

 

そんな従兄弟はサイダーが好きだった。

 

従兄弟の家には、いつもサイダーがあったという記憶。

 

しかし、ほとんど飲まないのだ。

 

コップに注がれたサイダーに耳をピタッと当ててニッコリしている。

 

時おり、アハ~と声を出して笑う。

 

それはとても至福そうな顔で、僕も真似して耳を当ててみた。

 

コップの口が全て埋まるように耳を当てる。

 

確かに、何か幸せな音だ。

 

 

でも 従兄弟が感じるパチパチの先にある風景は、全盲の従兄弟にしか見えない美しい世界なのだろう。

 

不謹慎な言い方かもしれませんが、全盲の人が神から与えられた特権だと思いたい。

 

僕がどんなにイメージを膨らませても、従兄弟が見る美しい風景は感じることができないのだろう。

 

「可哀想な存在」とは思いたくない。

 

従兄弟にしか見えない景色。

 

会話らしい会話ができないので、それを説明することもできなかった。

 

ニッコリと至福な笑顔で、何を感じていたのか?

 

子供心に興味があった。

 

見えることで失う感性もある。

 

見えないことで見える風景がある。

 

 

従兄弟の弟も、全盲として生まれた

 

「うん。うん。うん。そうか…」 夕食作り中だった母の空気が、曇り空のように変わるのを感じた。

 

「叔母さん、どうしたの?」

電話の先は、全盲の従兄弟の母親。

 

僕の叔母さんからの電話。

 

母「なんか…どうやら、今度の赤ちゃんも目が見えないかもしれないんだよね…」

 

僕「そんな…弟もだなんて、そんなはずはない」と願ったが、

「かもしれない」ではなかった。

 

従兄弟の弟も、全盲として生まれました。

 

 

幸い、兄のような知的障害はなかった。

 

今は、マッサージ師として働けている。

 

僕はその従兄弟のことは、全く心配していません。

 

1人で電車に乗り、贔屓にしている西武ライオンズを応援しに行ったり、お酒も呑みに行く。

 

パソコンもスマホもやり、ピアノやドラムは僕より遥かに上手い。

 

きっとマッサージも僕より上手い。

 

全盲なのに、どうやってそれを成し遂げるのかサッパリ分かりません。

 

 

目が見えないことによって得られる鋭い五感というものがあるのだろう。

 

あまりにも普通にやっていて、24時間テレビの美談にはなりにくいかもしれない。

 

長男だけ健康優良児

 

これは本人に聞いたわけではないし、まともな男は簡単に「寂しかった」とか「辛かった」なんて言わない。

 

弱音を言わないところが、まともな男の長所であり弱点でもあるかもしれない。

 

 

もう早いうちから 「結婚なんて絶対にしないから」 と言っていた。

 

真面目でしっかりもの、男らしい顔をしている。

 

家族を持ったら、全力で家庭を守るような男だと思います。

 

しかし、彼にとって家族というのは、楽しい場所ではなかったのだろう。

 

 

親は常に障害ある弟二人にかかりっきり。

 

子供らしい子供ではいられなかったのだろう。

 

4つ上の僕を慕ってくれてたのですが、いつだかものすごく泣いてキレたことがあった。

 

きっかけは覚えてないが、僕も応戦して、めったにしないケンカをした。

 

抑圧されていたのかもしれない。

 

親に反抗なんてできる、恵まれた環境ではなかった。

 

 

絶対結婚はしないと言っていた彼ですが、40過ぎて結婚しました。

 

理由は分かりません。

 

が 「子供は絶対に作らない」 と決めています。

 

それを納得してくれた女性。

 

もしかしたら、同じような環境で育った女性。

 

もしくは、何かしらの理由で産めない女性かもしれません。

 

 

血が近い兄という立場。

 

もしかしたら自分の子供が… と思ったのは容易に想像できます。

 

一番間近で、障害ある子供を育てるのが、いかに大変かを見てきています。

 

「でもやっぱり子供はいた方が…」 なんて言葉は言えません。

 

家族というカタチに、魅力を感じないのも仕方ないかもしれません。

 

子供を持たない選択が不幸だなんて思ってはいません。

 

しかし彼は選択したのではない。

 

彼にとって子供を持つことは、有り得ない話し。

 

もう何年も会ってないのですが、幸せであることを心から祈っています。

 

3兄弟の従兄弟は、下2人が障害を持って生まれました。

 

17歳になる甥が障害者

 

甥は生まれつきの車椅子。  

 

軽度の知的障害者。

 

軽度と言っても、読み書きや計算はほとんどできません。

 

生まれつき下半身の機能がダメなので、自力で排泄ができません。  

 

姉や母が、器具を使って排泄を介助してます。

 

生まれてすぐに事実上の離婚。

 

慰謝料も養育費もないまま育てています。

 

長年、僕の両親が老後を全て甥に捧げていたようなものです。

 

何をするにも人の手が必要です。

 

その現場にいる人間にしか、分からないことがあります。

 

少なくとも、同じ環境の人間でなければ言えない言葉は、たくさんあります。

 

施設の職員さんでも分からないことがあります。

 

仕事として接することと、家族として運命を共にするもの。

 

その温度差も大きくて当然です。

 

 

今だから言えますが、娘が生まれる時は覚悟してました

 

なかなか子供が授からなかったうちなのですが、妻が37歳で初の妊娠。

 

メチャクチャ喜びました!

 

根が暗くてマイナス思考の僕なので、それと同時くらいに「ちゃんと育つのだろうか」と心配もしました。

 

心音を聞くたび めちゃくちゃホッとしました。

 

もう毎回心臓に悪いくらいでした。

 

「はぁ…良かった…生きてる」 妻には、そのような素振りは見せませんでした。

 

「心配なんか全くしてないよ。俺が大丈夫と言ったら大丈夫だから」

器デカイキャラを演じるのも、疲れるものです。

 

本当は、お腹が大きくなるまではずっと怖かったのです。

 

夢でうなされたこともありました。

 

そして、次第にお腹が大きくなってきてから、僕の心配は娘の身体でした。

 

 

僕の近い血縁者には、3人の身体障害者。

うち2人は知的障害もある。

 

妻は38歳での初産でリスクがある。

 

娘の身体に対して、心配は大きくなってきました。

 

しかし、生まれる2ヶ月ほどで、僕の心配は消えました。

 

僕は、重度の障害者が産まれてくると覚悟したのです。

 

半ば確信です。

 

 

手足がなくて、知的障害もある子供が、僕がこれから愛する子供だと覚悟したのです。

 

「キミがどように産まれても、お父ちゃんが、全身全霊をかけて愛するよ」と話しかけていました。

 

妻には何も言いませんでした。

 

それは、僕だけが覚悟すれば良いこと。

 

何故そのように思ったのか?  

 

 

従兄弟や甥は、愛される存在であり、産まれた時にガッカリされる存在ではない。

 

叔母も姉も 子供の犠牲になっているのではなく、心から愛して育てている。

 

健常者であろうと障害者であろうと、僕なんかを父親として認めてくれたキミのこと、心から喜んで迎えようと決めていました。

 

奇跡的に娘は五体満足でした。

 

妻のおかげです。

 

死んだ従兄弟の分まで、少しでも多く人生を楽しんで欲しい。

 

歩けない甥の分まで、たくさん走り回って欲しい。

 

知能に障害もった彼らの分まで、たくさん好奇心を持って、いろんなことを学んで欲しい。

 

 

24時間テレビに出てくる障害者

 

障害があるのに、頑張っている姿を映し出す。

 

それを「感動ポルノ」と揶揄する言葉が出てきました。

 

個人的には、好きな言葉ではありません。

 

人は感情が動いて行動に出る。

 

良くも悪くも、感情を動かされないものに、人は興味を示しません。

 

 

結果的に感動して、それが支援金に繋がるのなら、それで助かる人間はたくさんおります。

 

ただ活字だけで 「東日本大震災でたくさんの人が大変です」  

というより、 被災者の生の声を伝え、映像や画像を見せて、きちんと心が動くよう校正もした方が良い。

 

そこに嘘がないなら、少しでも感情が動く(感動)アプローチをして欲しい。

 

効果的に音楽を入れ、一流のナレーションを入れて欲しい。

 

そうしないと、人は「支援しよう」とは思ってくれない。

 

僕はそう思います。

 

 

本当に支援が必要な障害者は、感動秘話はできにくい

 

もう亡くなった従兄弟と、甥は知的障害があります。

 

24時間テレビに出てくるダウン症の子供より、重いかもしれません。

 

「障害を乗り越えて、何かを達成する」 というドラマを描くことができない。

 

何かを頑張るとか挑戦するとか、そういうところで生きてはいないのです。

 

 

生まれてくる勇気。 生き続ける勇気。

それ以上求めるのは酷です。

 

なので、感動秘話を作ることは難しいです。

 

24時間テレビに出ている障害者より、うちの方が大変なんだよ!!! と訴えたいわけではありません。

 

「感動ポルノ」とか揶揄されても、そのおかげで、本当に必要な障害者にもお金を回そうとしてくれている。 そう思っております。

 

感謝でしかありません。

 

「感動」がなければ「行動」には繋がりにくいのです。

 

甥の将来

 

元義兄は、重度の障害を持った3番目の甥が産まれて間もなく家を出ました。

 

男の女の話しなので、甥が産まれる前から、関係性は悪くなっていたかと思います。

 

離婚に関しては、どちらが良いも悪いもないと思っています。

 

今ここで、元義兄を糾弾したいわけではありません。

 

 

姉は、養育費や慰謝料などないまま、3人の子供をシングルで育てました。

 

末っ子が今回書いている甥です。

 

「頑張り過ぎは良くない」とか、「好きなことで仕事をする」とか、そういう次元では生きていません。

 

お金を稼がなくては、甥は生きていけません。

 

まともに睡眠も取れない生活を、もう何年も続けています。

 

それはこれからも続くでしょう。

 

 

全面的にサポートしてきた僕の両親。

 

父は5年前に他界。

 

81になる母は、くも膜下出血で倒れてから、まともにサポートできなくなりました。

 

僕は現在、週一くらいで甥の送迎などしています。

 

慣れない介助で、情けないことにぎっくり腰もやったことがあります。

 

まだまだサポートが必要ではありますが、それは僕の仕事に影響が出ます。

 

僕は僕で自分の家庭があり、やり過ぎて共倒れになるわけにはいきません。

 

 

姉は長年の疲れが出て、何度か入院しています。

 

姉に何かあったら、今度は僕が全面的に介助するつもりです。

 

行政ができることには限界があります。

 

民間はどうしてもお金がかかります。

 

甥は現在、支援学校に行っておりますが、卒業後のあてがありません。

 

自分で排泄ができませんので、迎えてくれる場所がありません。

 

施設はかなりお金がかかります。

 

 

可能性としては、1日中、ただ家にいるだけです。

 

何もすることがなく、これから死ぬまで、ただ家にいることだけ。

 

そういう障害者は、甥だけではありません。

 

全国にたくさんいて、疲れきった親が心中してしまうこともあります。

 

心中してしまうことを肯定はできませんが、否定もできません。

 

もし否定することができる人がいるとしたら、全く同じ環境の人。

 

それくらい、親族は大変です。

 

24時間テレビのギャランティについて

 

僕の考えとしては、ギャラが出ようと出まいと、結果が良ければ良いという考えです。

 

結果とは? 少しでも多くの人が、障害者の現状を知ることです。

 

そして、少しでも多くのお金が集まり、然るべき場所に正しく流れることです。

 

記憶の中では、5年前くらいから、ギャランティのことが批判されております。

 

それによって 「観ません」という人が増えているという感覚です。

 

日本テレビの事情を考えてみた

 

報道にかかわる場所として、社会の現状を伝えたいという純粋な想いがあったとします。

 

しかし、そこには莫大な予算がかかる。

 

ギャラを払わなくては、番組を盛り上げられる芸能人を呼べない。 

 

番組が盛り上がらなければ、利益優先のスポンサーはつかない。

 

スポンサーがつかなければ、多くの人に観てもらえる番組が作れない。

 

多くの人に観てもらえなければ、募金は集まらない。

 

こんなところかもしれません。

 

全て、現場を知らない僕の想像です。

  

もし僕が影響力のなる一流芸能人だとします

 

好感度高いイメージで売っているが、実はお金第一優先で、障害者のことは二の次…だとします。

 

ボランティア精神など、実は全くない…とします。

 

もしそういう芸能人だとしたら、僕はギャラが発生する24時間テレビには出ません。

 

 

事務所の圧力があっても、何故出ない方が良いかと必死で説明します。

 

何故なら、今まで育ててきた好感度が下がる可能性があるからです。

 

ノーギャラで出たと言った方が、結果的に自分の利益になると思うでしょう。

 

たとえ腹黒い理由だとしても、ノーギャラの方が美談になり好感度が上がる。

 

計算高くて腹黒い理由だとしても、僕は結果が重要だと思うのです。

 

 

ニュースサイトなど見ていても、「結局ギャラが出るからチャリティではない。だから観ない」との言葉は聞いています。

 

このタイミングで「出演者全員ノーギャラで頑張ります!!徹夜で頑張りますので絶対観てください!!」と言ったら、視聴率は上がるのではないでしょうか?

 

これ見よがしに「ノーギャラアピール」しても良いくらいです。

 

結果、スポンサーは付きやすくなり、制作資金も集めやすい。

 

ノーギャラ出演の芸能人は、好感度が上がり、その後仕事が増える。

 

少なくとも僕は、応援します。

 

見る人が増えたら、世の中の現状を知ってもらえやすい。

 

知ってもらえたら、募金も集まりやすい。

 

芸能人が腹黒くても白くても、制作会社が腹黒くても白くても、そこは人間がすることなので問い詰めても仕方ありません。

 

人間には黒も白も同居していると思うのです。

 

結果的に募金が集まるのなら、腹はどちらでも良い。

白くても黒くても、どちらでも良いです。

 

計算した偽善だとしても、結果が善なら善

「ギャラが出ていて、チャリティーはないだろww」 との世論が増えている。

 

スポンサーは世論の声が大切。

 

スポンサーが離れていくのではないか?

 

本当にギャラ無しで番組を作ったら?

 

芸能人は堂々と「ギャラ無しでやりました!」と公表できたら?

 

もらっているギャラより、大きなバックに繋がるのではないかと思うのです。

 

まとめ

 

先に書いたように、僕の甥は身体障害に知的障害です。

 

会えば分かりますが 「障害あっても自立して頑張れ!」という次元で生きておりません。

 

親族は、かなりの時間とエネルギーをかけなくてはいけなく、のびのびと働くことも困難な場合があります。

 

お金がかかるんです。

お金が必要なのです。

 

それはうちだけではありません。

 

なので、24時間テレビには頑張って欲しい気持ちです。

 

年々、バラエティー色ばかりが先行して、チャリティーとは関係ない時間が増えているようには感じます。

 

障害者、被災者、途上国の現状など、芸能人のギャランティを報道にかかるお金に回して欲しいです。

 

ノーギャラで出るという芸能人がいたら、僕は生涯応援します。

 

芸能人だって、もちろんお金が必要です。

 

ノーギャラで出た方が、結果的にギャラが増えたとなるよう応援します。

 

何の影響力もない僕がこうして記事を書いても、たかが知れているのです。 

 

どうか影響力のある日本テレビさんには、「日テレを応援したい!」「24時間テレビは絶対観たい!」と国民に思わせて欲しい。

 

その結果、 障害者、被災者、途上国の現状を知ってもらい、お金を集めて欲しいのです。

 

これが、僕が芸能人の立場・日テレの現状を知らない上で、勝手に願っている想いです。

 

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